フルリモートを推進しているADX Consulting。 場所に囚われない柔軟な働き方を実現し、日本全国から社員がフルリモートで働いています。 バックオフィスでご活躍いただくFさんもそのお一人。 地方からのフルリモートでどのようなことを感じるのか、インタビューしました。
名前 | Fさん |
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役職 | 人事部 採用担当 |
趣味 | お酒を飲むこと・ゲーム・漫画 |

自己紹介
※子供たちの写真
Fさん:ADXCには2024年の9月に入社し、人事部に所属し採用担当として従事しております。 子供が、上から高校2年生・小学校4年生・小学校1年生と3人います。約2年前に東京から長野に移住いたしました。よろしくお願いいたします。
これまでの経歴
Fさん:コールセンターのオペレーターやチームリーダー、営業事務、生命保険会社の保険事務など多岐に渡ります。前職もフルリモート企業で新卒採用のRPO(採用代行)業務に携わっておりましたが、夜中まで残業する日々が続き、家庭とのバランスを取ることが難しくなり、転職に至りました。
インタビュー担当:なるほど…夜中までというのはかなり辛いですね。
Fさん:そうですね。休日を使って仕事をすることも多々あり、主人と働き方について衝突する場面が多くなっていました。なので、本当にADXCに転職して良かったと思っています。
ADXCでの仕事内容
Fさん:人事部ですが、採用担当のため、採用業務がメインとなっております。 具体的には、候補者の方のメール対応、エージェント対応、日程調整が主な業務で、質疑応答や電話対応をする場合もあります。 その他の業務ですと、内定の手続きや書類作成、管理簿の管理、採用に関する資料作成、面接動画の管理、書類審査のアシスタント等をやっております。 頻度としては多くありませんが、ダイレクトリクルーティングのための候補者の選定もしております。 後は、採用マーケティング活動として、インタビュー記事の編集・校正等にも携わっています。
インタビュー担当:多岐にわたる採用業務をやっていただいている印象です。ありがとうございます。
地方移住をしたきっかけ
Fさん:よくある理由かもしれませんが、コロナ禍がきっかけです。主人がIT関係の仕事をしており、コロナの影響で完全フルリモート勤務になりました。東京の住まいは3LDKのマンションでしたが、夫が常に家にいる生活は想定外でした。3人の子供たちでさえ手狭に感じていたところに、夫も加わり、家族全員が快適に過ごすには十分な広さとは言えませんでした。そこで、より広い住環境を求めて、戸建てへの引っ越しを検討し始めました。そこで、フルリモートであれば住む場所は東京でなくてもいいのではという考えになりました。
※コロナ時 マンションでの過ごし方
地方移住に長野県を選んだ理由
Fさん:長野は、東京から車で2~3時間ぐらいの距離のため、定期的に訪れていました。 元々は長野にいつか別荘をと検討しており、今住んでいる場所には住環境の確認をするために何度か足を運んでいました。 「暮らす別荘」がコンセプトの宿泊所があり、お試し移住のようなこともしました。
※暮らす別荘の写真①
※暮らす別荘の写真②
そこで、自然な流れで移住先として長野が候補に挙がり、あまり迷うことなく決断しました。主人はフルリモートとはいえ、東京への出張がゼロではありません。そのため、新幹線の停車駅に近く、東京へのアクセスが良い場所であることも、長野を選んだ理由の一つです。
自宅近辺には、新幹線が停車する駅が2つあります。都心へのアクセスが良いだけでなく、豊かな自然にも恵まれており、車で15分~20分ほど走れば観光地にも行くことができます。日常の買い物も便利で、車で10分ほどの距離にスーパーやドラッグストアなどが揃っており、生活に必要なものは問題なく手に入ります。スキー場も近くにあり、家から車で10分程度で行けます。 スキー場でシーズンパスを購入して、毎週末は公園感覚でスキー場に遊びに行っています!雪国ならではです。
長野はご当地スーパーの「TSURUYA」が品ぞろえもよく、オリジナル商品も沢山あり、大好きです。 移住をする上で、スーパーの種類や家からスーパーまでの距離は重要視していました。 高齢になった時に車を使わずに徒歩でスーパーへ行ける距離か否かというような観点で土地を選びました。
インタビュー担当:どちらかのご実家が長野にあるというわけではなく、新たなチャレンジとして長野に移住を決めたのですね。
Fさん:はい、そうです。私は神奈川県、主人は東京都出身なので、長野県に住んでいる親戚はいません。
移住をするにあたっての障壁
Fさん:主人の話ばかりで恐縮ですが…。主人の勤める会社は、地方移住を推奨してはいませんでした。フルリモートではあるものの、地方移住に対しては様々な制約があり、会社との交渉が必要でした。それでも私たちは、家族の生活を第一に考え、地方移住を優先しました。最終的には会社にも理解してもらい、今では周りの方々にも応援してもらえるようになり、リモートワークをしながら地方暮らしを楽しんでいます。
インタビュー担当:なるほど…確かにそこはかなり大きな壁でしたね。
長野移住、実際の住み心地について
Fさん:仕事面で言うと、長野に限ったことではありませんが、本当に「家で仕事ができるって素晴らしい!」の一言に尽きますね。通勤時間がない分、自分の時間を有効活用できますし、食べ物や飲み物もすぐに手に入る環境にいられるのは、とてもありがたいです(笑)。何より、子供たちが学校から帰ってきた時に、いつも家にいられることが一番嬉しいですね。
ただ、気候的な住み心地は、寒冷地ということを覚悟していましたが、想像以上に寒いです。特に冬は、毎朝車が凍り付いているほどで、凍結防止の機械が家の中に欠かせません。冬の間は常に稼働させておかないと、水道管が破裂してしまうので、電気代が結構かかってしまうのが悩みです。その一方で、避暑地と言われるだけあって、夏は朝晩が本当に涼しくて過ごしやすいです。寝苦しさを感じることなく、ぐっすり眠れます。
また、地方ならではの魅力として、土地が広くて安いので、都会では考えられないような価格で広い庭付きの家に住むことができます。我が家では、真冬以外は頻繁にバーベキューを楽しんでいますし、夏は庭にプールを出して、子供たちが思いっきり遊んでいます。トランポリンも設置したので、気軽に公園のように子供たちを遊ばせることができますし、近所の子供たちが遊びに来ることもあります。この春には、念願のサウナ小屋の建築も決まりました。以前のマンション暮らしと比べると、自由度は格段に高まりましたね。
インタビュー担当:いいですね。3LDKのマンションでは絶対にできない遊びですね(笑)。とても、羨ましいです。近所の方との交流も結構盛んなのですね。
Fさん:そうなんです。東京に住んでいる時は、近所付き合いは殆どなかったのですが、移住してからは多いですね。家族ぐるみで遊んだり、飲み会したりと集まる機会が多いです。
※近所付き合いもあり、お酒は常備
移住前と移住後でのギャップ
Fさん:働き方という観点では、ある程度予想していた部分ではあったのですが、東京に比べると地方は圧倒的に求人が少ないですね。東京に住んでいた時の仕事は、リモートワークができない環境だったため、退職しました。そのため、移住する際、私は無職の状態でした。フルリモートの仕事をメインに探してはいたのですが、求人数が少なく…外に出て働くことも検討しました。ただ、出ている求人の職種としては事務職がとても少ないんです。観光地が近い場所のため、接客業の募集が多いですね。「このまま仕事が決まらなかったら、どうしよう…」と仕事探しに関しては、結構焦りました。事務職があったとしても、車が必須で片道1時間かかる場所だったり、朝早い時間に始業だったり…。片道1時間程度は地方では普通だと言う方も多いですが、想像していたよりも職種を選ぶと就職が難しいと感じました。理想と現実という意味でギャップを感じましたね。そんな中でADXCの求人と出会って、リモートワークをしながら家族との時間も作ることができ、拾ってもらえたことを心から感謝しています!
また、今住んでいる場所はかなり移住者が多い町なのですが、首都圏や地方都市などの都会からの移住者が多く、意外とフルリモートで働いている方が近くにいません。長野から東京に週何回か出社していたり、長野に来て長野で就職される方も多いです。移住する理由が、「教育移住」の場合は、親の働き方は二の次と考える方が多いイメージですね。ですが、フルリモートでの働き方に関心のある方はたくさんいます。そもそも職種の壁があったり、探し方が分からない、高いスキルが必要なのではという不安などから、あまり浸透はしていないように感じるので、勿体ないなと感じます。
地方フルリモートワークの最大のメリットとは
Fさん:1番と言われると、難しいですね。でもやっぱり1番は通勤がないので、とにかく予定が立てやすいです。今までは子供の行事のために、丸1日や午後に休暇をとっていましたが、今は昼休みを使って、学校行事に参加しています。地方でなくとも、フルリモートのメリットですね。 またフルリモートですと、オフィスが家になるので、自分で好きなように職場の環境を整えられる点もメリットなのでは感じています。
インタビュー担当:確かにそうですね。地方で戸建てだと仕事用の部屋とか用意できますよね。 都内だとやっぱり部屋が狭いことも多いので、個別の部屋はなく、一緒の部屋で仕事をするケースが多いと思うので、家が広いというのは、とてもいいですね。
Fさん:家自体はそこまで広くはないのですが(笑) 土地代が安い分、建物に力を入れられるのは地方ならではだと思います。 主人は主人用の仕事部屋があります。音がなるべく漏れない、拾わないように遮音タイプのドアにして、壁には断熱材を増やして、できる限り音をカットしようと、仕事部屋に対して全力です。 私は、家を建てる時に寝室の一画にテーブルを設置してもらいました。ミーティング等の際は、籠れるように寝室で仕事をしています。 普段はまた違う場所で仕事をしています。状況に応じて家の中で移動して、仕事をしているような感じですね。
インタビュー担当:場所を変えることで、リフレッシュできて良さそうですね。集中力が切れてしまったなと感じた時に良さそうです。
逆に地方フルリモートワークのデメリットは
Fさん:オフィスが自宅となるので、上司や同僚が周りにいない状態です。 そのため、セルフマネジメント能力が試されると感じますし、「仕事への姿勢の見せ方」が難しいです。 なので、私は即レスを心がけています。距離が離れているからこそ、コミュニケーションが大事だなと思っています。
インタビュー担当:分かります!!
Fさん:そうですよね!向き不向きもあると思うので、自己分析が必要だと感じています。 あともう一つありまして、仕事とは関係なくて申し訳ないのですが、とにかく太りました!
インタビュー担当:長野に来てからですか?
Fさん:そうです!本当に太ってしまい、4キロも太りました(笑) 今までと何が違うのかを考えてみたら、「通勤」をしていない事が大きいです。 通勤で自転車を使っていたので、意外と凄い効果があったのだなと感じています。 ほぼ家に居るだけで、外出時はすぐに車に乗ってしまうので、意識的に体を動かす必要がある点が、運動嫌いな人にとってはデメリットです。
インタビュー担当:通勤って、意外と運動習慣になってますもんね。通勤で、とても長く歩く方もいらっしゃるじゃないですか。
Fさん:そうですよね、何駅分か歩く方もいらっしゃいますよね。気を付けないといけないですね。
ADXCに入社して感じていること
Fさん:定年までADXCでお世話になりたいと思ってるぐらい居心地がいいと思っています! とてもいい会社です。 フルリモートという環境ですが、一緒に働いてる方々は本当にフランクで話しやすいので仕事はやりやすいです。 何より、やりたいことを自由にやらせてくれる環境のため、窮屈さがありません! また、皆さんレベルが高く優秀な方が多いので、本当に尊敬できる方が多いです。 採用アシスタントという身でありながら、執行役員が参加するミーティングに一緒に参加させてもらったりと、上層部の方との距離感が近い環境は、自分の成長にも繋がると思います。 とても貴重な経験なのですが、周りのレベルが高い分、追いつけるように自己研鑽は必要です。 まだまだ本当に至らない点が多く、この年齢になっても改めて日々勉強だなと感じています。
インタビュー担当:感化される環境というのは、とてもよく分かります。きちんとしなければ!と思います。
フルリモートワークをする上で、ADXCが会社として工夫しているなと感じる点
Fさん:世の中のフルリモートワークを謡う企業さんの求人内容を見ていると、「月〇回は出社」であったり、「研修中は出社、仕事に慣れるまで出社」と記載がある場合があります。 ADXCの場合、私は本当に出社をしておりません。社用PCも郵送で自宅に届きました。 また、ワーケーションも社内制度として整っているくらいに、セキュリティ対策もきちんとしています。 ワーケーションは楽しく仕事をするためにある制度だと私は思っているのですが、楽しく仕事をするための配慮がとてもされているなと感じています。安心して、仕事ができますよね。
同じく地方からフルリモートで働いているADXC社員の雰囲気について
Fさん:趣味が凄く確立している方が多い印象です。仕事とのオンオフの切り替えが凄く上手だと感じてますね。 休みの日の時間の使い方であったり、ワーケーションも上手に使って、遊ぶときは全力で遊ぶみたいな方が、多いイメージがあります。 お子さんがいらっしゃる方も多いのですが、お子さんとの関わりを凄く大切にされてる方が多いとも感じます。
インタビュー担当:確かに結構、会議の中でお子さんとのふれ触れ合いが話に上がることも多いので、ちゃんと関わられてるんだなと見て思います。
ADXCに入社してから、家族はどのような反応だったか
Fさん:前職はオンラインミーティングを稼働中は常時接続して業務をしていました。 勤務時間中ずっと誰かが代わる代わる話しかけてくる状態でしたので、残業して自分の仕事を終わらせることが多い日々でした。 そんな状況が続き、残業過多の件で夫婦喧嘩になることも多かったです。 ADXCに入社してからは、仕事についての揉め事が一切なくなりました! 仕事をする上で、家族仲が悪くなるのは元も子もないですよね。 ワークライフバランスが上手に取れるようになり、子供のイベントにも参加しやすくなりました。行事や子供を病院へ連れて行く機会が多いのですが、私の上長は毎回嫌な反応1つせずに送り出してくれます。 家族を大事にしてくださいと言って対応してくださるので、本当にありがたいです。 家族も同じように今の働き方に感謝しています。
地方在住を検討されているコラムの読者の方に対してFさんからメッセージ
Fさん:テーマが難しいのですが…都会には都会のよさがあって、地方には地方の良さがあるので、どこに住むことが正解とかはないと思っています。 私の場合は簡単に移住を決めてしまいました。主人は仕事のことで葛藤があったと思いますが…。なので、もっと悩んで決めてもよかったのではと感じる場面もあります。 今の生活を後悔してるわけではないのですが、今後の自分のキャリアは方向性を決めて動く方が理想的ですし、子供の進学についても都会の方が圧倒的に選択肢は多いです。 私は行き当たりばったりな移住でしたので(笑)。 たくさん考えて悩んで、実際に調べたり足運んだりして、決めていただくのがいいのではないかと思います。 どの決断をしても、良かったこと・後悔することは絶対出てきます!自分の中で大事な部分をしっかり悩んで決めることがいいのかなと思います。 どうせ後悔するならば、しっかり悩みましょう!!
人事担当メッセージ
人生において多くの時間を注ぐ「仕事」ですが、働き方がネックとなり思うようにプライベートや家庭との両立ができない方も多くいるはずです。
キャリア選択における絶対的な正解は無いですが、今回のFさんのように、今現在の働き方に満足できるような人を増やしていきたいと思いました。そんな企業であり続けたいと、ADXCは思っています。
現在、弊社では事業拡大のためコンサルタント・エンジニアを募集しております。カジュアルチャットも実施中ですので、まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎です!以下、採用ページにて皆様からのエントリーをお待ちしております。