2020年12月に設立されたADX Consulting。事業拡大に伴い必要とされる組織としてのケーパビリティも広がるばかりです。組織としてのケーパビリティを拡大する手段として、ADXCでは中途採用を強化しております。
昨今ではキャリアにおける選択肢が広がってきております。一方で、自らの人生を自らの選択で良い方向に動かしていく「責任」がより強く伴う時代へと変遷しております。そのような時代の中で、今回はキャリアの選択肢としてADXCを選んだKさんに、インタビューをしていきたいと思います。
「転職者インタビュー」という形で、なぜADXCが良かったのか、ADXCで何が得られるのか、を掘り下げていき、新しいADXCメンバーの考えの根底を聞いていきたいと思います。
| 名前 | Kさん |
|---|---|
| 役職 | ERP事業部 コンサルタント |
| 趣味 | キャンプ・温泉巡り |
自己紹介をお願いします
新卒でIT業界に入り、現在のADXCのような形でERPの導入コンサルタントとしてキャリアをスタートしました。転職も含めて2社に在籍し、約10年間IT業界で働いてきました。
その後、少し別のことにチャレンジしたいと考えるようになり、自分自身で事業を立ち上げました。ゼロからのスタートでしたが、約8年間、IT業界以外の分野でさまざまなビジネスに取り組んできました。
そして今年の2月から再び転職活動を始め、以前のIT業界で培った知見を活かせると感じたことから、ADXCにお世話になることになったという流れです。
これまでのご経歴を教えてください
インターネットを活用した事業をメインにしていて、具体的には物販事業や、メディアの運営事業、コンテンツマーケティング事業などを幅広く手がけていました。そうした複数の事業を組み合わせながら、生計を立てていたという形になります。
現在のADXCでの仕事内容を教えてください
趣味や、休日の過ごし方はいかがでしょうか

長野は自然が豊かで、大きな公園も多いので、休日は子どもたちを連れて公園に遊びに行くことがよくあります。
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日帰り温泉に行かれるのがお好きなKさんが考える、長野県でおすすめの温泉を教えてください
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※写真はとある温泉での様子
施設紹介:「地蔵温泉 十福の湯」
公式URL:https://zippuku.net/
また、食事も非常に美味しく、地元食材を活かしたメニューに加え、デザート類も充実しているため、温泉だけでなく食事目的でも楽しめるのが魅力です。
特に冬の季節には、館内に薪ストーブが設置され、暖かな空間の中でゆったりとした時間を過ごすことができるのも大きな魅力の一つです。
学生時代や新卒時代、キャリアの方向性としてどのような絵を描かれていらっしゃったのでしょうか?
ただ、英語だけではなく、それに何か専門性を掛け合わせることができれば、将来的に役立つのではと考えるようになりました。
その専門性として何を選ぶか当時はまだ学生で深く考えられていたわけではありませんでしたが、「ITが良いのではないか」と、漠然とした形ではありますが、そう思ったのが最初のきっかけでした。
キャリアの転機はありましたか?それはどういったものだったのでしょうか?
当時は、「英語が多少できて、ITのスキルも身につけておけば、ある程度どこでもやっていけるのではないか」といった、かなり漠然とした考えでした。
もともとIT業界を強く志望していたわけではなく、大学での専攻もITとは全く関係のない分野でしたし、知識もない状態から飛び込んだというのが実情です。ですので、当時は長期的な視点というよりも、「目の前のことに必死に取り組む」そんな感覚でした。
一つ目は、独立を決めた時で、今から約8年前になります。IT業界で約10年間、SAPなどのシステムを中心にコンサルタントとして経験を積み、業界知識もある程度身についてきたと感じていた時期でした。
その頃に「新しいことにチャレンジしてみたい」という思いが芽生えてきたんです。ちょうどそのタイミングで、第一子が生まれるというライフイベントも重なりまして。
当時は本当に朝から晩まで働き詰めの毎日で、「このままでは子どもとの時間が全く取れないのではないか」と思い、自分でビジネスを始めたらどうなるだろう?と考えるようになりました。
そういった複数のきっかけが重なって、独立を決断したことが一つ目の大きな転機だと感じています。
そして2つ目の転機は、ADXCへの入社です。
独立後の約8年間は、やはり“山あり谷あり”で、収益が安定しない自分でやるビジネスの難しさもありました。
また、現在は子どもが4人いることもあり、これまでのようにリスクを取り続けることに対して見直しが必要だと感じ始めていたんです。
これまでは「チャレンジ重視」で突き進んできましたが、今後はリスクと安定をバランスよく両立させたいという想いが強くなり、会社員という選択肢を改めて選びました。
この判断が、自分にとって二つ目の大きなキャリアの転機だったと感じています。
Kさんにとって、仕事というのはどういうものだとお考えでいらっしゃいますでしょうか?
これは特に独立してから強く実感したことでもあるのですが、会社員として働いていた頃は、どうしても「時間に対する報酬」という考え方になりがちだったんです。
たとえば「何時間働いたから、いくらの収入になる」といった具合ですね。私自身も昔はそう考えていました。
でも本来は、誰かの役に立つ価値を提供して、その対価として報酬をいただくというのが、本質的な仕事のあり方だと思うようになりました。
今は常に「どうすれば相手に価値を提供できるか」という視点で物事を捉えるようにしています。
IT業界で長く仕事をしていると、当然ながら技術や知識の習得は必要になってきます。ただ、どれだけ技術が優れていても、最終的にビジネスは人と人との関係の中で成り立つものだと思っています。
結局のところ、相手の感情に配慮することや、誠実な姿勢で関係を築いていくことが何よりも重要なんですよね。
そうした「人間らしい部分」や「泥臭いコミュニケーション」こそが、仕事において本当に求められる力だと感じています。だからこそ、私はその部分をとても大事にしています。
転職活動では何を重視していましたか?
以前IT業界で働いていた際は、長時間労働が当たり前のような状況で、常に忙しさに追われていました。そのため、今回はしっかりとプライベートと仕事を両立できる環境で働きたいと考えていました。
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さらに、せっかくIT業界に戻るのであれば、新しいことにチャレンジしている会社のほうが面白いのではないかという思いもありました。
いわゆる「古い大企業体質」のような環境ではなく、柔軟で挑戦的な姿勢を持った会社であれば、より前向きに取り組めると考えていました。
そうした観点から、ADXCは自分にとって非常に魅力的な選択肢だったと思います。
今回の転職活動では、どのように情報収集をされていたのでしょうか?
特に、IT業界に強みを持つ転職サービスだったこともあり、自分の志向や希望する働き方に合う企業として、ADXCを紹介されました。
それまでADXCのことは正直まったく知らなかったのですが、紹介されたのをきっかけに調べていく中で、魅力を感じていったという経緯です。
入社前の時点で、ADXCにはどのような印象をお持ちでしたか?
そうした中で、他にも似た条件の会社はいくつかあったのですが、ADXCのWebサイトを見たときに、他社とは明らかに違う雰囲気を感じたんです。
たとえば、社員インタビュー記事や金本さん(執行役員) の記事などを拝見し、アットホームで人間味のある社風が伝わってきたのが、とても印象的でした。
▼ADXC社員インタビュー記事はこちら
▼金本さん(執行役員) の記事はこちら
そういった“人の温度感”いわゆる「人の優しさ」が感じられるコンテンツに触れたことで、「この会社はちょっと違うな」「ここで働いてみたいかも」と思えるようになったのをよく覚えています。
選考を通じて、ADXCに対するイメージは変化しましたか?
もともとホームページやメディアを通して受けていた印象、たとえばアットホームな雰囲気や風通しの良さそのままの空気感が、面談を通じてもしっかり伝わってきました。
面談では、金本さんと、上原さん(代表取締役副社長)にお話を伺いましたが、お二人とも非常にフランクで親しみやすい雰囲気でした。企業としての「人の優しさ」のようなものは凄く感じられましたね。
▼上原さん(代表取締役副社長)のインタビュー記事はこちら
特に金本さんが非常に明るくポジティブな方で、その姿勢からも「組織というのはトップの人柄に大きく影響される」ということを改めて感じました。
良くも悪くも、上に立つ人の考え方や振る舞いが社内の雰囲気に直結すると思っているのですが、その点で言えば、金本さんも上原さんも“人としての魅力”がとても感じられたので、「この会社なら安心して働けそうだ」と思えたのが大きかったです。
ADXCへの入社を決めた最終的な決め手は何だったのでしょうか?
フルリモートをうたっている求人は他にもたくさんあったのですが、実際に話を聞いてみると、「案件次第では出社あり」だったり、「ごく一部の社員だけが特例的にリモート勤務を認められている」というケースがほとんどでした。
私自身、長野に住んでいることもあり、安定してフルリモートで働ける環境を求めていたのですが、そうしたニーズに会社全体として明確に応えてくれている企業はとても少なかったんです。
その点、ADXCは全社員がフルリモートを前提として働ける体制が整っていて、なおかつそれが会社としてのスタンスとして明確に示されていた。
「これは形だけの制度ではなく、実際に仕組みとして機能しているんだな」と感じたのが、とても大きかったです。
本物のフルリモートが、ちゃんと“日常”として再現されている安心感と現実的な働きやすさが、私にとっての入社の決め手になりました。
実際に入社してみて、ギャップはありましたか?
企業のホームページや採用広報には、どうしても「良く見せたい」という意図が少なからず含まれているものですし、実際にその印象を超えるのは難しいだろうと思っていたんです。ところが、ADXCの場合はその期待を良い意味で上回っていたんです。
たとえば、社内でさまざまなAIツール等の導入を積極的に進めていることや、支援体制の存在も含めて、入社前に感じていた以上に、フルリモート勤務に対して、しっかりとした仕組みや配慮が行き届いていると感じました。
現在の仕事のやりがいや面白さは何ですか?

前職でもチームリーダーとしての経験があり、そうしたポジションでメンバーが気持ちよく、スムーズに働ける環境をつくることに注力できる点は、私にとってとてもやりがいのある部分だと感じています。
また、ADXCに入社した際の志望動機の一つとして「さまざまなことに挑戦できる環境に身を置きたい」という思いがありましたが、まさにそのとおりの経験をさせてもらっています。
たとえば今回携わっているOracle製品や会計領域は初めての分野ですし、AIを活用するという点でもこれまで経験のない取り組みばかりです。もちろん、初めてのことばかりで大変な部分もありますが、そうした新しい領域に関われることは非常に面白く、刺激を感じています。
今ちょうど、AIツールを活用するチームの中に入れていただいていることもあり、従来であれば簿記の本を読んだり、インターネットで情報を検索したりしていたところを、AIを活用して非常に効率的に学習できていると感じています。
自分が求めている答えにすぐにアクセスできるため、業務と学習の両面で非常に助けられています。
現在の職場環境・チームの雰囲気はどのようなものですか?
というのも、ADXCはまだ社歴の浅い会社であり、メンバーのほとんどが中途入社ということもあって、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まっています。そのため、お互いに協力し合う姿勢や、新しい文化をこれから一緒につくっていこうという空気感があるんです。
こうした雰囲気の背景には、金本さんの人柄もあるのかもしれません。全体としてはとても和気あいあいとしていて、無駄に厳しいことはありません。ただ、やるべきことはしっかりとやるという、チームとしての姿勢や雰囲気がきちんと共有されているように感じています。
入社してから成長を実感したことや変化はありますか?
長くブランクがあった分、空気感や進行のリズムを思い出すことに時間がかかっている実感があります。現在も引き続きキャッチアップの最中で、少しずつではありますが、当時の感覚を取り戻していけたらと思っています。
ですので、「成長」というよりは、「少しずつ以前の自分に戻していっている」という感覚が近いかもしれません。
ADXCに入社されてから、私生活で何か変化はありましたか?
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会社員になると当然ながら自由度が下がる部分もあるため、転職にあたっては「どれだけその環境の変化を小さく抑えられるか」を意識していました。その点で、ADXCの「フルリモート勤務」や「残業の少なさ」は、私にとって非常に魅力的でした。
実際にADXCで働き始めてからも、朝の散歩に行ったり、保育園に通う子どもたちを送ったり、一緒に朝ごはんを食べたりといった、以前の生活リズムを大きく変えることなく過ごせています。仕事を終えた後は家族と夕食を共にし、お風呂に入れるなど、家族との時間もこれまで通り大切にできています。
以前は関東に住んでいて東京の会社に通勤していたため、満員電車に揺られるだけでストレスがたまりがちでしたが、今は自然に囲まれた長野で働けていることもあり、そうした通勤ストレスは一切なくなりました。
また、8年間の自営業経験の中でも在宅勤務が中心だったため、実際に会社員になったとはいえ、「パソコンが変わっただけ」で、生活環境自体はほとんど変わっていません。その意味でも、大きなストレスを感じることなく、業務内容だけが変わったような感覚で新しい仕事に取り組めている点は、とても良かったと思っています。
今後のキャリアビジョンや目指している姿はありますか?
「3年後、5年後にこうなっていたい」といった明確な将来像を描いているわけではなく、目の前の仕事に全力で向き合い、一つひとつの経験を大切に積み重ねていくスタンスで日々を過ごしている、というのが率直なところです。
IT業界も今後3年、5年でどのように変化するか分からない部分が多いため、将来を逆算して今を考えるというよりも、「今やりたいことに全力で取り組むことが、結果として未来につながっていく」──そういう考え方を大切にしています。
かつては未来から逆算するようなキャリア設計をしていた時期もありましたが、今ではそのスタイルからは離れ、変化の波に身を委ねながら、目の前のことにしっかり向き合うという感覚が近いかもしれません。
転職を考えている人にアドバイスや伝えたいことはありますか?

実際、私自身もいくつか内定をいただいた中で、年収面でより高い条件を提示してくださった企業もありましたが、最終的には「家族との時間を大切にしたい」「生活リズムを保ちたい」といった自分の価値観を重視して、ADXCを選びました。そのおかげで、入社後にギャップを感じることなく、納得感を持って働けていると思います。
転職活動をされる方には、ぜひ「自分が何を大切にしているのか」を明確にすることをおすすめします。また、面談の場などでは遠慮せずに会社の雰囲気を知るための質問をしたり、気になることは積極的に聞いてみたりする姿勢が、入社後のミスマッチを防ぐ鍵になると思います。
高い収入を得られたとしても、それが当たり前になってしまえば感謝の感情は薄れやすく、生活コストも比例して上がってしまうことが多いため、結果として幸福感は一定以上には向上しづらいという実態があるそうです。
そうした理論を知ることができたことで、私自身も転職活動の際に、「待遇の良さ」や「収入面の高さ」だけで判断するのではなく、自分が大切にしている軸──たとえば「ワークライフバランス」や「家族との時間」を再確認することができ、最終的に納得感を持った転職先選びにつながったと感じています。
この本を読んでいなければ、もっと収入の高い企業へ転職していたかもしれませんし、そうなると自分の軸がブレていた可能性もあったと思います。そうした意味で、この本との出会いが自分の転職活動において非常に大きな意味を持ったと思っています。
人事担当メッセージ
独立を経験されたからこそ実感された「時間ではなく、相手にとっての価値を生み出すことが仕事の本質」という視点や、ITという専門性を持ちながらも、人間らしさや誠実な関係構築を大切にする姿勢には、ADXCの価値観との強い共通点を感じます。
また、転職においても「自分がどうありたいか」という軸を大切にし、それを実現できる場としてADXCを選ばれた点は、多様な働き方を支える私たちにとっても非常に共感できるものでした。
ご自身の価値観をぶらさず、真摯に仕事に向き合うKさんの姿勢は、今後のロールモデルとしても大きな示唆を与えてくれる存在だと感じています。
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