CRM事業部

全国からのフルリモートを実現するADXCでの出会いはまさに「一期一会」。リファラル採用が紡ぐ「縁」で創り上げる組織の姿とは

社員がフルリモートで働くADX Consulting(以下、ADXC)。多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、日々新たなつながりが生まれています。各地に散らばるメンバー同士が、ADXCという環境でなければ出会わなかった「縁」で結ばれる。その出会いこそ、まさに「一期一会」です。
そんなADXCでは、リファラル採用(社員紹介)によるご縁も多くございます。今回は、これまで多くのご紹介を通じて仲間を迎えてくださったCRM事業部のYさんにお話を伺い、ADXCにおけるリファラル採用の魅力とその背景にある価値観を探ります。

名前 Yさん
役職 CRM事業部
シニアコンサルタント
趣味 料理・旅行
   

自己紹介をお願いします

Yさん:ADX ConsultingのCRM事業部でコンサルタントを務めています。
前職でもSalesforce領域を担当しており、現在もその経験を活かしながら、主に新規導入プロジェクトのインプリを担当しつつ、プロジェクトマネージャーとして全体管理や技術面のサポートにも携わっています。
また、Salesforceのアプリである「AppExchange」のプロダクト運営にも関与しており、ADXCが提供する「PlainReport」「Satoru」「BacklogSync」などの製品に加え、昨年事業継承した「ADX LINER」についても、移行や立ち上げ段階から深く関わってきました。
さらに最近では、社内でのAI活用にも注力しており、「ADX Agent」の導入推進など、業務効率化に向けた取り組みにも積極的に参加しています。
一言でいえば、“なんでも屋”的なポジションで、幅広く会社に貢献させてもらっています。

これまでのご経歴を教えてください

インタビュー担当:これまでのキャリアについて、もう少し詳しくお伺いします。新卒で入社された当初からSalesforceに関わっていたのでしょうか? それとも、最初はシステム開発や基幹系システムなどのエンジニア職としてキャリアをスタートされたのでしょうか?

Yさん:そうですね。新卒で入社したのは、大手の人材派遣業・コールセンター業を行っている企業のシステム系のグループ会社でした。そこで偶然Salesforceと出会ったことがきっかけで、以来ずっとこの領域に携わっています。
業務としては、Salesforceを活用したCRM(顧客管理)やSFA(営業支援)などの分野に従事し、公共系の案件にも関わってきました。今もその流れで続けています。
インタビュー担当:なるほど。ちなみに得意な開発言語などはありますか?
Yさん:実は、私はコードを一度も書いたことがありません(笑)。ただ、コードを読むことはできますし、「書けないこと」を逆に強みにして、非エンジニア視点での橋渡し的な役割を担っています。
インタビュー担当:そうなんですね。ありがとうございます。最初にいた会社は、人材系企業のシステム子会社ということでしたが、Salesforceの導入などはユーザー側で関わっていたんですか?
Yさん:いえ、当時の会社はSalesforceのリセラーパートナーとして、お客様への導入支援を行っていた立場でした。特に、コールセンターを利用されている企業様向けに、Salesforceを導入し、チャットボットやナレッジ管理、外部サイトとの連携などを通じて、コールセンター業務の効率化を支援するような業務を担当していました。

AI活用の取り組みについて

インタビュー担当:自己紹介の中で、AIの取り組みにも徐々に入っているというお話がありましたが、ADXCのAI活用の取り組みについて、Yさんが特に関わっている部分を教えていただけますか?
Yさん:特に関わっているのはCRM事業部内での活用ですね。どちらかというと、外部向けのインプリメントというよりも、内部の業務効率化に重きを置いている取り組みが多いです。
インタビュー担当:いわゆるDevOps的な視点で、組織横断で効率化を担っているということですね。特にCRM事業部内で、効率化をメインにされていると。
Yさん:はい、そうですね。現時点ではそうした側面が強いと思います。
インタビュー担当:最近では、ChatGPTを現場に導入して動いているようですが、YさんとしてはやはりGPTを活用されていますか?
Yさん:はい、よく活用しています。社内で本格活用が始まる以前からも個人的にClaudeやGeminiなどのLLMを使っており、こうしたツールに触れるのが好きです。
GPT-3.5が登場した2023年頃から生成AIが話題になり始めましたが、そのタイミングですでに使い始めていたので、現在も自然な流れで活用を続けています。

ADXCとの出会いと入社理由

インタビュー担当:ADXCにご入社されたのはいつ頃でしょうか?
Yさん:昨年の4月なので、1年ちょっと前ですね。元々ADXCのことは知っていました。前職で組織を立ち上げるタイミングと、ADXCでCRM事業部が立ち上がったタイミングがほぼ同時期で、Twitterでの情報発信などを見て、「目立っている会社だな」という印象を持っていたんです。
なので、転職時の候補のひとつとして検討し、内定をいただけたので入社しました。
インタビュー担当:なるほど。社外ブランディングやマーケティング活動から知ったということですね。その中で、最終的にADXCを選んだ理由は何だったのでしょうか?
Yさん:いくつかありますが、まず前職がフルリモートで、コロナ以降その働き方に慣れていたので、ADXCもフルリモートである点は大きかったです。
また、前職の最後ではAppExchangeの開発にも関わっていて、インプリだけでなく自社サービス提供にも面白さを感じていたことがありました。
それから、当時神奈川に住んでいましたが、出身地は北海道なので、将来的に地元に戻れる可能性がある環境を求めていたというのもあります。そういった条件が重なって、ADXCを選びました。
インタビュー担当:北海道に戻られたのは最近ですか?
Yさん:昨年の11月くらいです。実質半年程度で戻ってきました。
もともとコロナ以降フルリモートなのに関東に転勤していたので、正直「もう関東にいる意味ある?」という感覚があって今は北海道で落ち着いています。

趣味や休日の過ごし方

インタビュー担当:ありがとうございます。ではもう少し、Yさんのことを知る意味で、趣味や休日の過ごし方についてもお聞かせいただけますか?特に北海道に戻られたことで、関東にいた時とは違う過ごし方などもあるかと思います。
Yさん:そうですね。普段は自炊することが多くて、料理は趣味に近いかもしれません。お昼もリフレッシュがてら、自分で作ることが多いですね。
あとは友達とすすきのへ飲みに行ったり、カラオケに行ったりしますね。お酒はそんなに強くないですが、付き合いでよく出かけています。
最近では旅行にもよく行くようになりました。北海道に住んでいると、どこに行くにも飛行機を使う必要があるので、以前は少し億劫だったのですが、フルリモートで働けるようになったことと、ADXCにワーケーション制度があることもあって、旅行も楽しめるようになりました。
インタビュー担当:いいですね。具体的にはどんなところに行かれたんですか?
Yさん:出張で東京、ワーケーションで沖縄、また東京、そして来月は福岡にも行く予定です。2ヶ月に1回くらいのペースでどこかに出かけています。

ADXCの良いところを教えてください

インタビュー担当:ではここからは、ADXCという会社の印象について伺っていきたいと思います。まず、事業面と働き方の面、それぞれで「良いな」と思うポイントを教えていただけますか?
Yさん:事業面では、CRM、特にSalesforceの導入支援を行いつつ、自社プロダクトであるAppExchangeの開発も行っている点が独自性のあるポイントだと思っています。
顧客支援と、自分たちで価値を創って世に出すことの両方ができるというのは面白いですし、やっている内容もユニークです。
業界的にいうとコンサルティングパートナーとAppExchangeパートナーの両方を行っている感じです。
インタビュー担当:働き方の面ではいかがですか?
Yさん:私は北海道で日本の最北にいますが、よく一緒にやるメンバーは沖縄にいたりします。
お客様も名古屋や長野、東京など全国様々です。
それでも支障なくプロジェクトを回せる環境が整っていて、これまでなら考えられなかったような全国のメンバーと日常的にやり取りをするのが当たり前になっているのは、本当に面白いことだと思っています。
インタビュー担当:ありがとうございます。働き方についてさらに追加でお聞きしたいのですが、1日24時間の中で、時間の使い方という観点ではADXCでの働き方はどう感じていますか?
Yさん:まず、私は朝がとても弱いので(笑)、通勤に1~2時間かからないというのは本当にありがたいです。
フルリモートであるからこそ、朝のストレスが全くなくなりましたし、自分のペースで始められるというのは大きなポイントです。
昼も自炊してリフレッシュしていますし、業務後はすぐに自分のプライベートの時間に移れるので、予定を入れやすいですね。
インタビュー担当:なるほど。仕事とプライベートの切り替えもスムーズということですね。
Yさん:はい、リモートだからこそ時間を有効に使えている実感があります。
もちろん出社していたらそのままの流れで飲みに行くとかありますけど、逆にフルリモートなら夜遅くまでダラダラ仕事するかというと、そんなことはなくて。
ちゃんとメリハリをつけて、自分で管理できる環境が整っていると思います。

反対に、「ここはまだ発展途上だな」と感じる部分はありますか?

Yさん:そうですね、内部の体制面ではまだまだこれからの部分があると思います。
お客様向けのサービス体制はしっかりしていますが、社内制度や仕組みについては、決まりきっていないことや運用が定着していない部分も見受けられます。
例えば、ナレッジ共有で使っているNotePMなども、情報はあるけれど「誰もがたどり着ける」ようにはまだなっていないと思います。
インタビュー担当:なるほど、制度設計や運用の浸透に改善の余地があるということですね。
Yさん:はい。ただその分、AIを活用して利便性を高めるような改善への取り組みなど、新しいことにもチャレンジしやすく、声が届きやすい環境だと実感しています。会社として、まだ発展途上の段階だからこそ、一人ひとりの意見や提案が組織の改善につながりやすく、その点にやりがいを感じています。
また、フルリモートという特性上、運動不足になりやすいというのも実感しています。家から出ない日が2〜3日続くこともあるので、意識的に外に出る、リアルでコミュニケーションを取るというのは自分の中で課題ですね。健康面やメンタルの維持も含めて、自己管理の重要性は高いと思います。

本題のリファラル採用について話を聞いていきたいと思います。なぜリファラル採用に積極的にご協力いただけるのでしょうか?

Yさん:単純に「一緒に働きたいな」と思える人に声をかけているからです。
会社としてはまだ小さくて、これから組織を拡大していく段階。自分だけでは手が回らない領域も多くありますし、自分にはできないことを補ってくれる人が必要だと感じています。
だからこそ、「この人と一緒にやっていきたい」「この人なら貢献できそうだ」と思える人には声をかけるようにしています。
インタビュー担当:素晴らしい考え方ですね。
リファラル報奨金のような個人のメリットではなく、組織を成長させるためという視点で取り組んでくださっていることに感動しました。
Yさん:もちろん、報奨金がもらえたら嬉しいですけど、それが目的ではありません(笑)
一緒に仕事ができる、自分の仕事が楽になる(笑)、組織として前に進める、という実感の方が大事だと思っています。一緒に働けるということ自体に価値を感じています。

Yさんの観点で、リファラル採用という入社の形のメリットを教えてください

インタビュー担当:では、Yさんのご紹介で入社された方にとって、リファラル採用で入ることのメリットはどのような点にあると思いますか?
入社前と入社後、それぞれで分けて教えていただけますか?
Yさん:まず、入社前に関しては、自分もそうだったのですが、転職ってすごく大きな決断だと思うんです。
特に新卒で入社した会社から初めて転職する場合って、心理的ハードルが非常に高いですよね。
そういう時に、知っている人がいるとか、業務内容を詳しく教えてもらえるとか、人間関係が見えているというのは、非常に心強いものです。声をかけやすいし、かけられた側も安心できる部分があるんじゃないかと思います。
インタビュー担当:なるほど。では、入社後のメリットはどうですか?
Yさん:入社後に関しては、やはり知っている人がいることの安心感は大きいと思います。
ADXCはフルリモートで規模もそこまで大きくないとはいえ、初めて入社した環境で、最初から全員と関係構築をするのは大変です。
そういうときに、最初から頼れる人がいるというのは心強いかなって
また、転職者って「一発目で自分の力を証明しなきゃ」と気負う部分があると思うんです。でもリファラルで入社した場合、紹介者がある程度その人の力をわかっていて推薦しているので、変に空回りせず自然体で実力を発揮することができると思います。
自分らしく働いて、それがそのまま評価につながる、そんな空気感があると思います。
インタビュー担当:よく分かります。一方で、リファラルだからこそ気をつけるべき点や注意点などもあれば教えていただけますか?
Yさん:そうですね。「知っている人がいるから大丈夫」と思いすぎると、かえって失敗することもあるかもしれません。
ただ、CRM事業部に関して言えば、プロジェクトの兼任が前提なので、誰かひとりに依存して業務を続けるというのは、実質的にできないんです。
最初こそ一緒のプロジェクトになるかもしれませんが、すぐに他の案件にアサインされたりします。
なので、もし「紹介者だけが頼り」という状態にしてしまうと、ある意味で自分がしんどくなるリスクがあります。
インタビュー担当:なるほど。では、本人が組織の中に自ら入り込んでいく姿勢が大事だということですね。
Yさん:はい。自分から関係を築いていく姿勢は必要です。リモート環境だと、どうしても待ちの姿勢になりがちですが、自分で関わりを作っていくことが求められます。
ただ、逆に言えば、それができる人を自分も呼んでいるという意識はあります。「この人なら溶け込めるだろうな」と思うから声をかけているというのはありますね。

「フルリモート × リファラル」の良さとは?

インタビュー担当:ADXCのような全国フルリモート環境下におけるリファラル採用の良さについて、改めてお考えを伺いたいです。
地域を越えてつながれるという点など、リファラルの価値がより高まっているように思うのですが、どう思われますか?
Yさん:自分が紹介した方々は、物理的な距離があり、前職ではあまり会う機会がなかったのですが、ADXCに入社してもらったことで「じゃあ今度会いに行こうか」といった動きが自然と生まれました。
インタビュー担当:なるほど。リファラルをきっかけに、フルリモートでも物理的に会う機会ができるようになると。
Yさん:はい。先日も、ワーケーションを使って沖縄にも行きましたし、来月は福岡にも行く予定です。
普段一緒に仕事しているPMが広島にいるので、そちらにも今度顔を出そうという話もしています。
行った先に知り合いがいるというのは、普通ではなかなか得られない体験だと思います。旅行先を選ぶ時に、「あ、あの人がいるから行ってみよう」と思えるのは嬉しいですよね。
リファラルによって、全国に知り合いが広がっていくというのは、ADXCのような環境だからこそ得られる価値だと思います。

最後に、リファラルに限らず、今後ADXCにご入社されるかもしれない読者の方々へ、一言お願いします

インタビュー担当:非常に深いお話をたくさんいただきました。本当にありがとうございます。
では最後に、今後ADX Consultingの入社を検討している方々、特にこの記事を読んでくださる方々に向けて、何か一言メッセージをお願いできますか?
Yさん:そうですね。入る前から感じていたことでもありますし、実際に入ってからも思っていることなのですが、ADXCって「面白い会社」だなと感じます。
「面白い」という言葉には、いろいろな意味が含まれていて——たとえば、取り組んでいる内容が多様だったり、関わる人たちが本当に個性的だったり、チャレンジングな仕事に取り組めたりと、日々新しい刺激がある会社です。
もちろん、挑戦には努力が必要ですし、楽なことばかりではありません。でも、そういったチャレンジを「楽しい」と思える人にとっては、非常に良い環境だと思います。
だからこそ、少しでも興味を持った方には「ぜひ一緒に働きましょう」と伝えたいですね。
インタビュー担当:ありがとうございます。本当に素敵な締めくくりの言葉です。
今回のインタビューは「リファラル採用」というテーマでしたが、Yさん個人の人となり、働き方や価値観まで深く知ることができて、大変充実した時間になりました。
最後までご協力いただき、ありがとうございました。

おまけ

最後までコラムを読んでくださった方は、是非弊社のCRM事業についてまとめた動画もぜひご覧ください!

人事担当メッセージ

「一緒に働きたい人に声をかけているだけ」——この言葉がとても印象的でした。リファラル採用というと、制度や報酬、紹介者のメリットに注目されがちですが、Yさんのお話からは、そうした枠組みを超えた「人」への信頼と、「組織をよくしたい」という純粋な思いが伝わってきました。
自分ひとりでできることの限界を認識し、それを補ってくれる仲間を自ら呼び込む。その動機は「一緒に働きたい」というごく自然な感情でありながら、その行動は組織の成長を真剣に考えているからこそ生まれているものだと感じます。
そして、その“信頼できる仲間と働きたい”という感覚が、ADXCというフルリモートで多様なメンバーが集まる組織の中で、距離や環境を超えて新たなつながりを生み出している。その自然体でありながらも、深い考えのもとで動いている姿勢に、静かな感動を覚えました。
現在、弊社では事業拡大のためコンサルタント・エンジニアを募集しております。カジュアルチャットも実施中ですので、まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎です!以下、採用ページにて皆様からのエントリーをお待ちしております。
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