ERP・EPM事業部

「働く場所」のみならず「働き方」の多様化へ。パートとしてのフルリモートワーク、プロジェクトアシスタントという新たな仕事とは?

ADXCでは、全社員が全国各地からフルリモートで勤務しており、「場所」に囚われない柔軟な働き方を実現しております。人それぞれ、様々な価値観や境遇がある中で、ADXCでは「場所」だけではなく「働き方」への柔軟な考えも持っております。ダイバーシティが重視される現代において、企業としても、社員の働き方に対する柔軟性も必要だと捉えております。
今回インタビューをするのは、パートさんとして、ADXCへ多大なる貢献をされているSさん。
パートさんという働き方で、プロジェクトに参画する経験を積まれているSさんが、ADXCで何を得て、何を感じながら仕事をされ、そして、どのようにしてプライベートと仕事を両立されているのか、インタビューしてみましょう。

名前​ Sさん
役職 プロジェクトアシスタント
趣味 ゲーム実況のYouTubeを見ること、散歩

自己紹介・ご経歴について

Sさん:前職は地元が仙台ということもあり、仙台空港でインバウンドの方の案内業務をしていました。ホテルへの行き方を尋ねられたとき、英語で道案内をしてお手伝いすることがありました。
その他には、外資系の医療機器メーカーの事務でSVとして従事し、翻訳の業務もしていました。結婚し、夫が2~3年おきに転勤があり帯同しているため、フルリモートで働いています。なので、前職もフルリモートで働いていて、フルリモート歴としては7年程度になります。
ADXCへ入社するまでの就職活動状況は、半年で100社程は応募しました。完全フルリモートの求人は非常に少なく、苦労しました。就活を始めて半年程経過した頃に、ADXCの求人を見つけました。
応募を決めた理由の一つは、必須要件が「正社員経験2年以上」と「Excelの経験3年以上」だったこと。「これなら私にもできそう!」と思い応募をしました。条件もとても魅力的で、フルリモートで働けることは勿論のこと、土日祝日が休みな点に惹かれました。休日は夫と遊びに出かける機会が多いため、勤務スケジュールが合うかどうかはとても重要なポイントでした。
また、残業なしという点が自分の希望と完全に一致していまして、ワークライフバランスを大切にしたい私にはまさに理想的な条件でした。

趣味や、休日の過ごし方

Sさん:現在、青森に住んでいますが、2~3年後には引っ越す予定です。
そのため、休日は今のうちに青森の観光地や美味しいお店を楽しみたいと思い、Googleで調べたり、紹介してもらった場所に訪れたりしています。
平日はYouTubeを見ています。ゲーム実況を楽しんだり、音楽鑑賞をしたりして過ごしています。夫がゲーム実況の動画をよく見ていたので、夫の影響ですね。自分でプレイするのも楽しいですが、視聴するだけでも意外に楽しめることに気づきました。
インタビュー担当:転勤が多いからこそ、その時々で住んでいる場所にゆかりを感じながら、色々な所へ出かけられているのが素敵な過ごし方だなと思いました。青森はどのようなところが良かったでしょうか?
Sさん:青森への転勤の知らせを受けたとき正直なところ、大変そうだなと思いました。田舎なのではないか、雪がかなり降るのではないか、といった不安もありました。しかし、実際に住んでみると、北海道に近いこともあり、食べ物がとても美味しいのです。また、人が少ないため、どこへ行っても比較的空いていて、落ち着いた雰囲気の中で過ごせるのも魅力の一つです。
夏はとても涼しく、エアコンを使用したのは8月の間だけでした。今の日本では珍しいことかもしれませんね。

海外に行かれたご経験が豊富なSさんの海外在住時の過ごし方とは

Sさん:海外での経験は20代の時に、カナダのバンクーバーとニュージーランドの一番大きい町のオークランドというところで過ごしていました。カナダは1年半でニュージーランドには1年程滞在していました。ワーキングホリデーのビザで行きまして、特に楽しかったのはカナダの方ですね。
英語環境で働きたいと思い、日本人の方とではなく、海外の方々と関われる職場を探しました。短期間の滞在でしたので、できるだけ成長して帰りたいと考え、履歴書を準備し、コーヒーショップなどに「新しい人を募集していませんか?」と尋ねながら仕事を探しました。その結果、カナダ人の方が経営するギリシャレストランで働くことになりました。

インタビュー担当:すごいですね。今は求人サイトに登録をして職探しをすることが普通ですが、自分で足を運んで働き口を探されていたのですね。
Sさん:そうですね。当時は英語をあまり話せなかったので、求人サイトで他の方と勝負をしても多分負けるなと思いました。なので、まだ求人サイトに出していないところに、直接聞いてみる方が勝機があるかなと思いまして。
インタビュー担当:なるほど、素晴らしいですね。バイタリティもさることながら、ある種の戦略的なアプローチとも言えるかもしれませんね。
数回に分けて長期で海外に滞在し、経験を積む中でご自身の中で最も変わったことや、新しく広がった世界観はどのようなものでしたか?
Sさん:ベタかもしれませんが、世界は本当に広いと実感しました。
日本では当たり前だと思っていた常識が海外の常識ではなくて。例えば、ニュージーランドに滞在していた際、2月が夏の季節だったのですが、その夏の気候の中で紫陽花が咲いていたのです。世界にはまだまだ自分の知らない文化や常識が数多くあることを実感し、自分が持っている常識は海外では全く通用しないことがあると気が付きました。

※2月の紫陽花
ADXCでも海外の方が働いていらっしゃいますけれども、常識や意見を押し付けたり、決めつけたりしないことが大切だと感じています。
インタビュー担当:お互いをリスペクトしながら働ける環境が、Sさんにとっても理想的だと感じる価値観に変わってきたというイメージですね。ありがとうございました。

ADXCでの普段の仕事内容とは

Sさん:プロジェクトアシスタントとして働いています。
プロジェクトの中で、これまで手が行き届かなかった部分の事務作業をサポートする役割だと考えています。
具体的には、クライアントとのセッション後に議事録を作成・登録する業務があり、こちらは定型業務となります。また、インビテーションの送付や、タスクの進捗状況を確認し、あまり進んでいないタスクを抽出して周知・リマインドを行う業務も担当しています。
現在取り組んでいるのは、あるプロジェクトのサポート業務です。セッションの議事録をアシスタントチームで可能な範囲で作成しています。
インタビュー担当:持ち前の英語力を活かした翻訳作業などの業務は、あまり担当されていない状況でしょうか。
Sさん:今までで2回ありました。入社したばかりの時に外資系パートナー企業様との会議があり、英語の資料を展開されていたのですが、その外資系パートナー企業様に聞きたいことを英語に翻訳しました。
また、年末にあるプロジェクトで、おそらくシステムに登録するための英単語500個程を3日で作成して欲しいと言われたこともありました。その時はチームの方と分担しながら何とか作成しました。
インタビュー担当:では入社して早々に、英語のお仕事もされたのですね。Sさんは今ADXCで進んでいる動画作成の業務には関わられていらっしゃらないのですか?
Sさん:動画作成はまだ関わっておりませんが、勉強会は一緒に参加することになっています。

プロジェクトアシスタントとして、普段から意識していること


Sさん:ミーティングの際にコンサルの方々が話している内容を理解するのが難しいと感じているため、普段から勉強することが大事だと痛感しています。
私は業界の勉強の一環として、ITパスポートの教材を読んでみました。ただ、ITパスポートは学生向けの基礎的な資格であり、業界で求められる高度な知識にはまだ及ばないかもしれないと感じています。ただ、それでも参考になった部分もあります。
仕事自体は、事務作業として正確さやスピードを意識すれば、問題なくこなすことができます。
また、当時はアシスタントが私一人だけでしたが、最近は人数が増えてきたため、休暇の取り方を意識するようになりました。
私が休んだ際にも業務が滞らないよう、マニュアルを作成し、誰でも読めば対応できるように整えています。知識や経験が特定の人に偏らない体制を整えることで、より健全な運営ができるのではないかと考えています。
インタビュー担当:ありがとうございます。人が増えてくるからこそ、属人化させないようにマニュアルを作成し、誰かが休んでも大丈夫という状態を維持できるイメージですね。

改めてプロジェクトアシスタントとはどのような仕事だと思われますでしょうか

Sさん:影の立役者、あるいは縁の下の力持ちのような存在だと思っています。
プロジェクトにアサインされているコンサルタントの方々は、日々非常に多忙なため、なかなか手をつけられていない部分を精査したり、資料を作成したりといった業務を担当しています。
例えば、現在担当しているプロジェクトでは、週に1回程度、クライアント様との定例会を行っています。その際、作成可能な資料を準備し、PMさんにお渡しするなどのサポート業務を行っています。プロジェクトの「痒いところに手が届く」ような役割を担っていると思っています。
インタビュー担当:お話をお伺いすればするほど、このポジションは今後のADXCにとって、より重要なポジションになってくるなと思っておりますし、これから組織も大きくなっていくので、Sさんはじめプロジェクトアシスタントの方がいないADXCは考えられないと感じました。

仕事とプライベート、Sさんの1日の流れは

Sさん:始業前に洗濯などのちょっとした家事を済ませ、9時から業務を開始します。毎朝、プロジェクトのミーティングと、 アシスタントチームとしてのミーティングがあります。そこで、管理者の方が今日の共有事項や、流れを教えてくれます。業務はそれに合わせて動いています。定型業務も並行して行っていますが、プロジェクトの動きを止めないことが一番大事なので、プロジェクトにおける優先度の高い業務を見定めて対応しています。
人によって、またその日によって忙しさは変わるため、優先度の高い業務をしている別のアシスタントのお手伝いをすることもあります。リモート環境では、言葉にしなければ伝わらないことが多いため、「忙しいです」と声を上げることで、円滑に業務が回るようにする必要があります。アシスタントの終業時間は15時半や16時など人によって異なりますが、誰も残業せずに帰れるよう、意識して業務を進めています。
16時に仕事が終わってからは、散歩には毎日必ず行きます。スーパーへ買い物に行く日もありますし、ただネットを見てゆっくりと過ごす日もありますね。
その後は夕飯を作って家族との時間を過ごしていますが、時間としては比較的長い方で5時間程あります。夫と一緒にYouTubeを見たり、次の日の夫のお弁当を作ったりと有意義に過ごせている気がします。

※ご夫婦で今居住している青森県のリンゴジュースの飲み比べをして過ごすことも!
インタビュー担当:以前、毎日5000歩程度は歩くことを目標としているというお話をされた記憶があるのですが、今でも継続されているのですか?
Sさん:そうですね。変わらず、毎日続けています。
インタビュー担当:すごい!歩くだけでも消費カロリーですとか、全く違いますからね。
Sさん:そうですね。何もしないと、ずっと座りっぱなしの生活になってしまうので。
インタビュー担当:素晴らしいですね。健康にも気を配られていて、とても充実した生活を送られていることがよく伝わってきました。

プライベートとの両立という観点で、ADXCでの働き方についてどのように感じているのか

Sさん:残業がないため、プライベートとの両立がしやすいと感じています。また、ある程度の範囲内であれば時間の融通も効くため、とても働きやすい環境だと思います。
例えば、お子さんがいる方が、幼稚園バスのお迎えのために少し離席することがあります。業務とプライベートを両立しながら、社員の皆さんが上手く時間を有効活用されており、とても良い環境だと思っています。
インタビュー担当:時間という観点で柔軟性というか、有効活用ができると感じられていらっしゃるイメージですね。
Sさん:そうですね。入社以来、残業は本当にしていません。中抜けを活用される方もいらっしゃいますし、とても柔軟に対応されていると感じます。今後は、休暇をより取得しやすくするために、マニュアルの作成などを進め体制を整え、誰もが無理なく休める環境を作っていきたいと思っています。

パートとしての就業という観点で、ADXCでの仕事についてどのように思っているか

Sさん:パートとして、正社員の皆さんと業務を進める中で、当然のことながら知識の差は感じます。ADXCの正社員の方の多くが技術的な知見があるため、正直、パートの場合はITの知識が十分ではなく、ミーティング中の会話の内容が分からないことも多々あります。
これはあくまで「役割の違い」であり、しょうがないことだとも思います。パートとしては、誰もが取り組める仕事をできるだけ見つけ、チーム全員で協力しながら進めるスタイルで働いています。その中で、自分の役割をしっかり果たせていると思っております。加えて、現状は管理者の方が元SEということもあり、仕事を依頼される際は、噛み砕いてこちらに説明してくださるので、とても分かりやすく助かっています。現場に直接質問をしなくても、管理者に相談ができ、丁寧に教えていただけます。質問しやすい環境が整っており、現場の貴重な時間を割かずに済むため、とても良い体制だと感じています。
ただ、今後さらに活躍するためには、自ら能動的に業界の知識を深めることが重要だと考えています。

ダイバーシティという観点で、ADXCはどのような会社だと思われますでしょうか

Sさん:ADXCはフルリモートで、地方在住の方や外国人の方も活躍しており、物理的な場所にとらわれない働き方ができる点で、ダイバーシティの一つの形が実現されていると感じます。
国によってはダイバーシティに対するアプローチが異なりますが、私が住んでいたニュージーランドでは働き方の多様性が進んでおり、リモートワークやフレックスタイムにも力を入れています。その観点で見ると、ADXCは多様な働き方を受け入れている点が強みだと感じます。
一方で、ダイバーシティをさらに活かすために、資料作成をする際には、外国人の方も目を通すことを意識して写真を多用したりすると、 ADXCが多様なバックグラウンドを持つ方々にとって、より働きやすい環境になるかもしれません。

今後、ADXCでどのような経験を積んでいきたいか、その将来像とは

Sさん:私は就職活動で結構苦労して、ADXCに入ることができたという背景があるため、なるべく長く働き続けたいと思っています。
「もう二度と就職活動はしない!」と思うぐらいに長く働き続けたいのですが、そうなると自分に求められているものとはなんだろうと、よく考えてしまいます。もう少し英語力をつけるのか、IT 翻訳の勉強をしていくことが、一番いいのかなと思ったりします。
インタビュー担当:そのように感じている理由や背景を改めて言語化いただけますでしょうか?
Sさん:パートの求人には、基本的なスキルとして一般事務のような能力が求められているものの、“少し英語の業務もあり”という記載がありました。そうなると、Google翻訳を使えば誰にでもできるレベルではなく、業務で活用できる英語力が求められるのではないかと思います。
そう考えると、もう一度英語をしっかり勉強する必要があるのかな…と感じますね。
専門的な英語力が必要だと思うので、英語力をつけた後に IT 翻訳の勉強をして、その知識があれば、ずっと雇用は続くのではないかと思っていたりします。
インタビュー担当:一般事務というところから、さらにIT業界にいると、どうしても求められることが、どこかで必要になってくるということですね。こういう人になりたいみたいなイメージはありますでしょうか?
Sさん:入社して「成長した」と思われる人になりたいですね。
入社した時は事務職みたいな感じで、私はIT コンサルのことは全く知識のない状態で入社しました。ただ、パートという立場のため、普通に毎日のお金を稼ぐだけでもいいんのではないかと思うのです。
ですが働き方としてすごく整っているので、ADXCで働きたい人って、もしかしたら多いのではないかなと思うんですよね。なので、唯一無二のパートになりたいと思うと、専門知識を無理のない範囲でつけたいかなと思います。

Sさんが思うADXCの良いところとは

Sさん:コミュニケーションやタスク管理が徹底されている点です。
フルリモートワークという環境で、相手の姿が直接見えないからこそ、円滑なコミュニケーションが不可欠だと思います。コミュニケーションツールとしてSlackを使用していますが、スタンプの種類が豊富で、シーンに合ったスタンプで即座に反応ができます。
私は長年リモートワークを続けてきましたが、その中でもADXCはスケジュール管理やタスク管理が徹底されているため、リモートワークにおける工夫がしっかりと考えられているという印象を持っています。

ADXCに入社して良かったと感じるでしょうか

Sさん:前職では会社都合により退職しましたが、ADXCに迎え入れていただき、本当に良かったと感じています。転勤族ということもあり、就職活動は非常に厳しい状況でしたので本当に感謝しています。
また、前職ではリモートワークではあったものの、地方に住んでいる社員はほとんどいませんでした。しかし、ADXCでは本当に多くの方がさまざまな場所で働いており、それも魅力の一つだと感じています。
現在はパートという雇用形態になりましたが、ADXCに入社したことで心が救われました。ADXCという素晴らしい職場が、これからも長く発展していくことを願っています。

ダイバーシティというテーマも踏まえて、全国のパートさんへメッセージをお願いします

Sさん:パートタイムだからこそ、フルタイムとは違う柔軟な働き方ができ、多様なスキルを活かせる場面があるかと思います。働く時間の長さではなく、自分の強みをどう発揮するかが大事だと思います。
働き方の多様性が進む今、パートタイムの存在はますます重要になっています。フルリモートや地方勤務など、昔とは違う選択肢が増えています。私自身、『パートタイム×リモート×ITコンサル』のなかで模索中ですが、ADXCで自分に合った働き方を見つけて、一緒に頑張りましょう!

人事担当メッセージ

日本のみならず海外でも様々な経験をし、広い視野を持つSさんにとって、ADXCでの「パートとして」そして「プロジェクトアシスタントとして」の働き方がマッチしていることが伝わる素敵なインタビューでした。
世の中には、様々な「働き方」があり、様々な「仕事」があります。時代の変遷に伴いダイバーシティが進んだことで、1人1人の選択肢も増えております。人生100年時代と呼ばれる昨今、固定観念に囚われず、様々な「働き方」を模索してみるのも良いのではないか、そう思わせられました。
現在、弊社では事業拡大のためコンサルタント・エンジニアを募集しております。加えて、Sさんのようにパートさんも募集中です。カジュアルチャットも実施中ですので、まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎です!以下、採用ページにて皆様からのエントリーをお待ちしております。
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