ERP・EPM事業部

感じたのは「人の優しさ」。ADXCへの転職者が感じる「ADXCの文化」とは

2020年12月に設立されたADX Consulting。事業拡大に伴い必要とされる組織としてのケーパビリティも広がるばかりです。組織としてのケーパビリティを拡大する手段として、ADXCでは中途採用を強化しております。
昨今ではキャリアにおける選択肢が広がってきております。一方で、自らの人生を自らの選択で良い方向に動かしていく「責任」がより強く伴う時代へと変遷しております。そのような時代の中で、今回はキャリアの選択肢としてADXCを選んだKさんに、インタビューをしていきたいと思います。
「転職者インタビュー」という形で、なぜADXCが良かったのか、ADXCで何が得られるのか、を掘り下げていき、新しいADXCメンバーの考えの根底を聞いていきたいと思います。

名前 Kさん
役職 ERP事業部
コンサルタント
趣味 キャンプ・温泉巡り
   

自己紹介をお願いします 

Kさん:現在は長野県に在住しており、出身は兵庫県です。子どもが4人おりまして、現在は子育てに奮闘している真っ最中です。妻の実家が長野にあることもあり、数年前から長野に移住し、そこで仕事を続けています。
新卒でIT業界に入り、現在のADXCのような形でERPの導入コンサルタントとしてキャリアをスタートしました。転職も含めて2社に在籍し、約10年間IT業界で働いてきました。
その後、少し別のことにチャレンジしたいと考えるようになり、自分自身で事業を立ち上げました。ゼロからのスタートでしたが、約8年間、IT業界以外の分野でさまざまなビジネスに取り組んできました。
そして今年の2月から再び転職活動を始め、以前のIT業界で培った知見を活かせると感じたことから、ADXCにお世話になることになったという流れです。

これまでのご経歴を教えてください 

インタビュー担当:新卒でIT業界に入られたとのことですが、当時ご担当されていたERP導入コンサルティングでは、具体的にどのパッケージ製品を扱っていたのでしょうか?Oracle製品をご担当されていたのですか?
Kさん:私が当時担当していたのはSAPというERPシステムです。Oracleとはよく競合する製品です。主に担当していたのはSCM領域(販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理など)でした。
インタビュー担当:SAPをメインにご担当されていたのですね。Oracleに関しては、ご経験はありましたか?
Kさん:Oracleについては全く経験がありませんでした。
インタビュー担当:Oracleについてはご経験がなかったのですね。その後、ご自身で事業を立ち上げられたというお話でしたが、どのような事業を展開されていたのかお聞かせいただけますか?
Kさん:はい、基本的には在宅で取り組めるビジネスを中心に行っていました。というのも、当時から長野に移住したいという想いがあり、場所にとらわれない働き方を実現したいと考えていたんです。
インターネットを活用した事業をメインにしていて、具体的には物販事業や、メディアの運営事業、コンテンツマーケティング事業などを幅広く手がけていました。そうした複数の事業を組み合わせながら、生計を立てていたという形になります。

現在のADXCでの仕事内容を教えてください

Kさん:2月の入社以降、短期間ではありますが、サポートという形で複数の案件に関わらせていただきました。本格的にプロジェクトへ参画したのは4月からで、現在携わっているプロジェクトが最初の案件になります。このプロジェクトでは、プロジェクトリーダーとして参画しています。
インタビュー担当:具体的には、どのような領域や工程をご担当されているのですか?
Kさん:基本的には会計全般の領域を担当しています。スコープとしては、一般会計、債権債務、固定資産のほか、一部で購買関連の機能や経費精算も含まれています。一般的にERPの会計領域で導入される範囲が一通りセットになっているような形ですね。
インタビュー担当:ありがとうございます。非常によく理解できました。

趣味や、休日の過ごし方はいかがでしょうか

Kさん: 最近はキャンプが一番の趣味ですね。基本的には一人で行くソロキャンプが多いのですが、子どもがまだ小さいこともあり、家族との時間も大切にしています。
長野は自然が豊かで、大きな公園も多いので、休日は子どもたちを連れて公園に遊びに行くことがよくあります。

また、長野は温泉地も多いので、特に寒い時期には家族で日帰り温泉に出かけることも楽しみの一つです。
インタビュー担当:なるほど。非常に理想的な休日を過ごされているという印象です。ちなみに、ソロキャンプがメインとのことでしたが、ハマったきっかけなどがあれば教えていただけますか?
Kさん:そうですね…きっかけはいろいろあるのですが、現実から一旦離れてリセットしたい、という思いで山や森に出かけたことが、今振り返ると始まりだったように思います。
インタビュー担当:なるほど。自然に身を置くことでストレスを発散したり、気持ちを切り替えたりという時間が、少しずつ趣味として定着していったという感じでしょうか。とてもよく分かりました、ありがとうございます。

日帰り温泉に行かれるのがお好きなKさんが考える、長野県でおすすめの温泉を教えてください


※写真はとある温泉での様子

Kさん:上田市にある「十福の湯」という日帰り温泉施設は、個人的に長野県内でもトップクラスのクオリティを誇る施設だと感じています。

施設紹介:「地蔵温泉 十福の湯」
公式URL:https://zippuku.net/

温泉の質が非常に良いのはもちろんのこと、施設全体がとても清潔で整っており、快適に過ごすことができます。
また、食事も非常に美味しく、地元食材を活かしたメニューに加え、デザート類も充実しているため、温泉だけでなく食事目的でも楽しめるのが魅力です。
特に冬の季節には、館内に薪ストーブが設置され、暖かな空間の中でゆったりとした時間を過ごすことができるのも大きな魅力の一つです。
インタビュー担当:とても魅力的な場所ですね。ぜひ一度訪れてみたいと思います。

学生時代や新卒時代、キャリアの方向性としてどのような絵を描かれていらっしゃったのでしょうか? 

Kさん:大学時代にアメリカへ留学をしていたこともあり、英語には多少アドバンテージがあるのではないかと感じていました。
ただ、英語だけではなく、それに何か専門性を掛け合わせることができれば、将来的に役立つのではと考えるようになりました。
その専門性として何を選ぶか当時はまだ学生で深く考えられていたわけではありませんでしたが、「ITが良いのではないか」と、漠然とした形ではありますが、そう思ったのが最初のきっかけでした。

キャリアの転機はありましたか?それはどういったものだったのでしょうか?

Kさん:最初はERPパッケージを扱う企業を探して就職したというのが、最初のステップでした。
インタビュー担当:その当時は、たとえば10年後・20年後・30年後といった長期的なキャリアの理想像などは、描かれていたのでしょうか?
Kさん:いえ、将来像のようなものは特に持っていませんでした。
当時は、「英語が多少できて、ITのスキルも身につけておけば、ある程度どこでもやっていけるのではないか」といった、かなり漠然とした考えでした。
もともとIT業界を強く志望していたわけではなく、大学での専攻もITとは全く関係のない分野でしたし、知識もない状態から飛び込んだというのが実情です。ですので、当時は長期的な視点というよりも、「目の前のことに必死に取り組む」そんな感覚でした。
インタビュー担当:ありがとうございます。自己紹介の中でも独立されたというお話がありましたが、そういった経験も含めて、Kさんご自身にとって印象深いキャリアの転機があれば、ぜひお聞かせください。
Kさん:大きな転機は、二つあったように思っています。
一つ目は、独立を決めた時で、今から約8年前になります。IT業界で約10年間、SAPなどのシステムを中心にコンサルタントとして経験を積み、業界知識もある程度身についてきたと感じていた時期でした。
その頃に「新しいことにチャレンジしてみたい」という思いが芽生えてきたんです。ちょうどそのタイミングで、第一子が生まれるというライフイベントも重なりまして。
当時は本当に朝から晩まで働き詰めの毎日で、「このままでは子どもとの時間が全く取れないのではないか」と思い、自分でビジネスを始めたらどうなるだろう?と考えるようになりました。
そういった複数のきっかけが重なって、独立を決断したことが一つ目の大きな転機だと感じています。
そして2つ目の転機は、ADXCへの入社です。
独立後の約8年間は、やはり“山あり谷あり”で、収益が安定しない自分でやるビジネスの難しさもありました。
また、現在は子どもが4人いることもあり、これまでのようにリスクを取り続けることに対して見直しが必要だと感じ始めていたんです。
これまでは「チャレンジ重視」で突き進んできましたが、今後はリスクと安定をバランスよく両立させたいという想いが強くなり、会社員という選択肢を改めて選びました。
この判断が、自分にとって二つ目の大きなキャリアの転機だったと感じています。
インタビュー担当:なるほど。ADXCへの入社がKさんにとって一つの転機だったとお聞きできたのは、インタビューする立場としても非常にうれしいことです。

Kさんにとって、仕事というのはどういうものだとお考えでいらっしゃいますでしょうか?

Kさん:一つは、やはり「価値の提供」だと思っています。
これは特に独立してから強く実感したことでもあるのですが、会社員として働いていた頃は、どうしても「時間に対する報酬」という考え方になりがちだったんです。
たとえば「何時間働いたから、いくらの収入になる」といった具合ですね。私自身も昔はそう考えていました。
でも本来は、誰かの役に立つ価値を提供して、その対価として報酬をいただくというのが、本質的な仕事のあり方だと思うようになりました。
今は常に「どうすれば相手に価値を提供できるか」という視点で物事を捉えるようにしています。
もう一つは、人との関係性を大切にすることです。
IT業界で長く仕事をしていると、当然ながら技術や知識の習得は必要になってきます。ただ、どれだけ技術が優れていても、最終的にビジネスは人と人との関係の中で成り立つものだと思っています。
結局のところ、相手の感情に配慮することや、誠実な姿勢で関係を築いていくことが何よりも重要なんですよね。
そうした「人間らしい部分」や「泥臭いコミュニケーション」こそが、仕事において本当に求められる力だと感じています。だからこそ、私はその部分をとても大事にしています。
インタビュー担当:なるほど。ありがとうございます。お話をうかがっていて、言葉の選び方がとても素敵だなと感じました。「価値の提供」や「人と人との関係性」というお考えは、非常に本質的で、私自身も改めて学びになるお話でした。

転職活動では何を重視していましたか?

インタビュー担当:今回の転職活動において、特に重視されていたポイントは何だったのでしょうか?働き方やスキルアップなど、さまざまな軸があるかと思いますが、Kさんご自身のお考えを教えてください。
Kさん:まず一つは、ワークライフバランスを大切にしたいという思いが強くありました。
以前IT業界で働いていた際は、長時間労働が当たり前のような状況で、常に忙しさに追われていました。そのため、今回はしっかりとプライベートと仕事を両立できる環境で働きたいと考えていました。

また、フルリモート勤務ができるという点も非常に大きなポイントでした。現在私は長野に住んでいることもあり、自分が好きな場所で暮らしながら働けるというのは、私にとって大きな幸福感につながると感じています。
さらに、せっかくIT業界に戻るのであれば、新しいことにチャレンジしている会社のほうが面白いのではないかという思いもありました。
いわゆる「古い大企業体質」のような環境ではなく、柔軟で挑戦的な姿勢を持った会社であれば、より前向きに取り組めると考えていました。
そうした観点から、ADXCは自分にとって非常に魅力的な選択肢だったと思います。

今回の転職活動では、どのように情報収集をされていたのでしょうか?

Kさん: いくつかの転職エージェントに登録し、そこからさまざまな企業をご紹介いただきました。また、自分でも転職サイトを使って情報を調べながら、興味のある会社を少しずつ絞り込んでいきました。
インタビュー担当:ありがとうございます。ADXCを知ったきっかけについても、教えていただけますか?
Kさん:たしか、いくつかの転職サイトに登録していた中の一つだったと思います。具体的にどのサービスだったかは少し記憶が曖昧なのですが、「フルリモート」や「IT業界」といったキーワードで検索していた中で、ADXCが候補として提案されたと記憶しています。
特に、IT業界に強みを持つ転職サービスだったこともあり、自分の志向や希望する働き方に合う企業として、ADXCを紹介されました。
それまでADXCのことは正直まったく知らなかったのですが、紹介されたのをきっかけに調べていく中で、魅力を感じていったという経緯です。

入社前の時点で、ADXCにはどのような印象をお持ちでしたか? 

Kさん:私自身、転職活動では「フルリモートで働けること」や「ERP関連の業務に関われること」など、いくつかの判断基準を設けて企業を比較していました。
そうした中で、他にも似た条件の会社はいくつかあったのですが、ADXCのWebサイトを見たときに、他社とは明らかに違う雰囲気を感じたんです。
たとえば、社員インタビュー記事や金本さん(執行役員) の記事などを拝見し、アットホームで人間味のある社風が伝わってきたのが、とても印象的でした。



▼ADXC社員インタビュー記事はこちら


▼金本さん(執行役員) の記事はこちら

マーケティングのご担当の方々がしっかりと社内の雰囲気をメディアを通じて発信されているんだなと強く感じましたし、他社によくあるような、形式的で無機質な情報だけが並んだホームページではなかったです。
そういった“人の温度感”いわゆる「人の優しさ」が感じられるコンテンツに触れたことで、「この会社はちょっと違うな」「ここで働いてみたいかも」と思えるようになったのをよく覚えています。
インタビュー担当:ありがとうございます。それは私たちにとっても、とても嬉しいお言葉です。ADXCの雰囲気や取り組みに共感していただけたこと、そして入社の決め手の一つになったことをうかがえて、インタビューする立場としても非常に励みになります。

選考を通じて、ADXCに対するイメージは変化しましたか? 

Kさん:選考を経て大きくイメージが変わったかというと、実は“良い意味であまり変わらなかった”と感じています。
もともとホームページやメディアを通して受けていた印象、たとえばアットホームな雰囲気や風通しの良さそのままの空気感が、面談を通じてもしっかり伝わってきました。
面談では、金本さんと、上原さん(代表取締役副社長)にお話を伺いましたが、お二人とも非常にフランクで親しみやすい雰囲気でした。企業としての「人の優しさ」のようなものは凄く感じられましたね。



▼上原さん(代表取締役副社長)のインタビュー記事はこちら

また、私が大切にしていた「ワークライフバランスを保ちながら働きたい」という希望や、「人を大切にする企業文化」についても共感していただき、しっかりとご説明をいただけたことが印象に残っています。
特に金本さんが非常に明るくポジティブな方で、その姿勢からも「組織というのはトップの人柄に大きく影響される」ということを改めて感じました。
良くも悪くも、上に立つ人の考え方や振る舞いが社内の雰囲気に直結すると思っているのですが、その点で言えば、金本さんも上原さんも“人としての魅力”がとても感じられたので、「この会社なら安心して働けそうだ」と思えたのが大きかったです。

ADXCへの入社を決めた最終的な決め手は何だったのでしょうか? 

Kさん:やはり「本当にフルリモート勤務が実現されていること」が、最終的な決め手になりました。
フルリモートをうたっている求人は他にもたくさんあったのですが、実際に話を聞いてみると、「案件次第では出社あり」だったり、「ごく一部の社員だけが特例的にリモート勤務を認められている」というケースがほとんどでした。
私自身、長野に住んでいることもあり、安定してフルリモートで働ける環境を求めていたのですが、そうしたニーズに会社全体として明確に応えてくれている企業はとても少なかったんです。
その点、ADXCは全社員がフルリモートを前提として働ける体制が整っていて、なおかつそれが会社としてのスタンスとして明確に示されていた。
「これは形だけの制度ではなく、実際に仕組みとして機能しているんだな」と感じたのが、とても大きかったです。
本物のフルリモートが、ちゃんと“日常”として再現されている安心感と現実的な働きやすさが、私にとっての入社の決め手になりました。

実際に入社してみて、ギャップはありましたか? 

Kさん: これは本当に良い意味でのギャップだったのですが、実際に入社してみて、「フルリモート勤務に対して、予想以上に真摯に取り組まれている」という印象を受けました。
企業のホームページや採用広報には、どうしても「良く見せたい」という意図が少なからず含まれているものですし、実際にその印象を超えるのは難しいだろうと思っていたんです。ところが、ADXCの場合はその期待を良い意味で上回っていたんです。
たとえば、社内でさまざまなAIツール等の導入を積極的に進めていることや、支援体制の存在も含めて、入社前に感じていた以上に、フルリモート勤務に対して、しっかりとした仕組みや配慮が行き届いていると感じました。

現在の仕事のやりがいや面白さは何ですか?

Kさん:現在はプロジェクトリーダーという立場で業務に携わらせていただいています。役割としては、プロジェクトマネージャーと、プロジェクトメンバーの橋渡しをするようなポジションだと考えています。
前職でもチームリーダーとしての経験があり、そうしたポジションでメンバーが気持ちよく、スムーズに働ける環境をつくることに注力できる点は、私にとってとてもやりがいのある部分だと感じています。
また、ADXCに入社した際の志望動機の一つとして「さまざまなことに挑戦できる環境に身を置きたい」という思いがありましたが、まさにそのとおりの経験をさせてもらっています。
たとえば今回携わっているOracle製品や会計領域は初めての分野ですし、AIを活用するという点でもこれまで経験のない取り組みばかりです。もちろん、初めてのことばかりで大変な部分もありますが、そうした新しい領域に関われることは非常に面白く、刺激を感じています。
インタビュー担当:新しい分野に関わる中で、インプットやキャッチアップはどのように工夫されていますか?
Kさん:基本的には、日々の業務の中でいかに効率的に知識を習得していくかを重視しています。
今ちょうど、AIツールを活用するチームの中に入れていただいていることもあり、従来であれば簿記の本を読んだり、インターネットで情報を検索したりしていたところを、AIを活用して非常に効率的に学習できていると感じています。
自分が求めている答えにすぐにアクセスできるため、業務と学習の両面で非常に助けられています。
インタビュー担当:なるほど。新しいことへのチャレンジが多い中でも、AIなどのツールをうまく活用されながら、業務時間内で効率よくインプットを行っていらっしゃる印象ですね。

現在の職場環境・チームの雰囲気はどのようなものですか? 

Kさん:優しい人が多い印象です。私は以前、IT業界で約10年間働いていたのですが、当時は体育会系の文化が色濃く、非常に厳しい職場環境でした。もちろん、厳しさが必要な場面もあるとは思っていますが、ADXCではまったく異なる雰囲気を感じています。
というのも、ADXCはまだ社歴の浅い会社であり、メンバーのほとんどが中途入社ということもあって、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まっています。そのため、お互いに協力し合う姿勢や、新しい文化をこれから一緒につくっていこうという空気感があるんです。
こうした雰囲気の背景には、金本さんの人柄もあるのかもしれません。全体としてはとても和気あいあいとしていて、無駄に厳しいことはありません。ただ、やるべきことはしっかりとやるという、チームとしての姿勢や雰囲気がきちんと共有されているように感じています。

入社してから成長を実感したことや変化はありますか? 

Kさん:入社してから…そうですね。実は、プロジェクトの進め方そのものは、システム導入という観点では前職と大きくは変わらない印象でした。ただ、久しぶりの現場ということもあり、正直なところ「昔の感覚を思い出す作業」に近い部分もありました。
長くブランクがあった分、空気感や進行のリズムを思い出すことに時間がかかっている実感があります。現在も引き続きキャッチアップの最中で、少しずつではありますが、当時の感覚を取り戻していけたらと思っています。
ですので、「成長」というよりは、「少しずつ以前の自分に戻していっている」という感覚が近いかもしれません。
インタビュー担当:なるほど、確かに8年というのは長い時間ですから、徐々に馴染んでいく期間ですよね。とはいえ、すでに大きくご活躍されているという話は人事として聞いています。8年間のブランクはまったく感じられませんでしたよ。
Kさん:本当ですか? いや、恐縮です。自分では正直まだブランクを感じている部分もあって…でも、そう言っていただけるととても励みになります。ありがとうございます。

ADXCに入社されてから、私生活で何か変化はありましたか?

Kさん:私は転職前、自営業をしていたため、働く時間を自分で柔軟に決めることができていました。朝型の生活スタイルだったので、朝の3時台に起きて仕事を始め、夕方以降は仕事をしない、といったリズムで働いていました。子どもが急に休みになったときでも、仕事を柔軟に調整できる環境だったため、比較的自由に過ごすことができていたと思います。
会社員になると当然ながら自由度が下がる部分もあるため、転職にあたっては「どれだけその環境の変化を小さく抑えられるか」を意識していました。その点で、ADXCの「フルリモート勤務」や「残業の少なさ」は、私にとって非常に魅力的でした。
実際にADXCで働き始めてからも、朝の散歩に行ったり、保育園に通う子どもたちを送ったり、一緒に朝ごはんを食べたりといった、以前の生活リズムを大きく変えることなく過ごせています。仕事を終えた後は家族と夕食を共にし、お風呂に入れるなど、家族との時間もこれまで通り大切にできています。
以前は関東に住んでいて東京の会社に通勤していたため、満員電車に揺られるだけでストレスがたまりがちでしたが、今は自然に囲まれた長野で働けていることもあり、そうした通勤ストレスは一切なくなりました。
また、8年間の自営業経験の中でも在宅勤務が中心だったため、実際に会社員になったとはいえ、「パソコンが変わっただけ」で、生活環境自体はほとんど変わっていません。その意味でも、大きなストレスを感じることなく、業務内容だけが変わったような感覚で新しい仕事に取り組めている点は、とても良かったと思っています。
インタビュー担当:ありがとうございます。たしかに、会社員という立場になるとある程度の制約は生まれるかと思いますが、フルリモートという働き方を最大限に活かされている様子が伝わってきました。

今後のキャリアビジョンや目指している姿はありますか? 

Kさん:転職活動の際にもよく聞かれたのですが、個人的にはあまり長期的なキャリアビジョンを明確に持っているわけではありません。どちらかというと、たとえば今取り組んでいるOracleの知識や、会計領域の知識、プロジェクトマネジメントのスキルなど、現在携わっている業務を通じて、必要なスキルを一つひとつ磨いていくことを重視しています。
「3年後、5年後にこうなっていたい」といった明確な将来像を描いているわけではなく、目の前の仕事に全力で向き合い、一つひとつの経験を大切に積み重ねていくスタンスで日々を過ごしている、というのが率直なところです。
インタビュー担当:ありがとうございます。今のお話をうかがっていると、目の前の仕事に全力で取り組むという姿勢自体が、将来的なキャリアの土台となり、より良い方向へとつながっていくといったような価値観をお持ちなのだと感じました。
Kさん:もともと、前職で独立していた時期も含め、変化の激しい世界の中で働いてきたという実感があります。たとえば、今から3年前にこれほどAIが日常業務に入り込んでくるとは、誰もが想像できなかったのではないでしょうか。
IT業界も今後3年、5年でどのように変化するか分からない部分が多いため、将来を逆算して今を考えるというよりも、「今やりたいことに全力で取り組むことが、結果として未来につながっていく」──そういう考え方を大切にしています。
かつては未来から逆算するようなキャリア設計をしていた時期もありましたが、今ではそのスタイルからは離れ、変化の波に身を委ねながら、目の前のことにしっかり向き合うという感覚が近いかもしれません。
インタビュー担当:この変化の激しい時代だからこそ、「今」にフォーカスするというスタンスが、むしろ強さにつながっているのかもしれませんね。
Kさん:本当に、ただ流されているだけなのかもしれませんが(笑)、自分としては、その流れの中で誠実に向き合い続けたいと思っています。

転職を考えている人にアドバイスや伝えたいことはありますか? 

Kさん:転職活動をしていた時期に、何を基準に会社を選ぶべきかについて悩んでいた際、「科学的な適職」という本を読んだことが非常に参考になりました。

その本の中では、「お金」や「業界の将来性」といった一般的に重視されがちな要素よりも、ワークライフバランスや人間関係といった「個人が本当に大切にしたい軸」で転職先を選ぶべきだと紹介されていました。
実際、私自身もいくつか内定をいただいた中で、年収面でより高い条件を提示してくださった企業もありましたが、最終的には「家族との時間を大切にしたい」「生活リズムを保ちたい」といった自分の価値観を重視して、ADXCを選びました。そのおかげで、入社後にギャップを感じることなく、納得感を持って働けていると思います。
転職活動をされる方には、ぜひ「自分が何を大切にしているのか」を明確にすることをおすすめします。また、面談の場などでは遠慮せずに会社の雰囲気を知るための質問をしたり、気になることは積極的に聞いてみたりする姿勢が、入社後のミスマッチを防ぐ鍵になると思います。
インタビュー担当:ありがとうございます。「科学的な適職」という本についてのお話、とても興味深かったです。私は人事職でありながら、その書籍をまだ読んだことがありません。
Kさん:この本は、入社後にどのような要素が幸福感につながるのかを、科学的な観点から解説している内容で、たとえば「年収の増加が必ずしも長期的な幸福感には結びつかない」といった点が具体的に述べられています。
高い収入を得られたとしても、それが当たり前になってしまえば感謝の感情は薄れやすく、生活コストも比例して上がってしまうことが多いため、結果として幸福感は一定以上には向上しづらいという実態があるそうです。
そうした理論を知ることができたことで、私自身も転職活動の際に、「待遇の良さ」や「収入面の高さ」だけで判断するのではなく、自分が大切にしている軸──たとえば「ワークライフバランス」や「家族との時間」を再確認することができ、最終的に納得感を持った転職先選びにつながったと感じています。
この本を読んでいなければ、もっと収入の高い企業へ転職していたかもしれませんし、そうなると自分の軸がブレていた可能性もあったと思います。そうした意味で、この本との出会いが自分の転職活動において非常に大きな意味を持ったと思っています。
インタビュー担当:なるほど。とても参考になるお話ですね。週末にぜひ読んでみたいと思いました。やはり人事の立場としても、「科学的に根拠づけられたロジックで定義されている」という点に魅力を感じますね。勉強させていただきました。ありがとうございます。

人事担当メッセージ

今回のインタビューでは、Kさんが語る「仕事とは価値の提供であり、人と人との関係性がすべて」という言葉が深く印象に残りました。
独立を経験されたからこそ実感された「時間ではなく、相手にとっての価値を生み出すことが仕事の本質」という視点や、ITという専門性を持ちながらも、人間らしさや誠実な関係構築を大切にする姿勢には、ADXCの価値観との強い共通点を感じます。
また、転職においても「自分がどうありたいか」という軸を大切にし、それを実現できる場としてADXCを選ばれた点は、多様な働き方を支える私たちにとっても非常に共感できるものでした。
ご自身の価値観をぶらさず、真摯に仕事に向き合うKさんの姿勢は、今後のロールモデルとしても大きな示唆を与えてくれる存在だと感じています。
現在、弊社では事業拡大のためコンサルタント・エンジニアを募集しております。カジュアルチャットも実施中ですので、まずは話を聞いてみたいという方も大歓迎です!以下、採用ページにて皆様からのエントリーをお待ちしております。








おまけ

最後までコラムを読んでくださった方は、是非弊社のERP事業についてまとめた動画もぜひご覧ください!

TOP